「ポスト平成の政治システム」と「安倍一強」
平成の30年の間に、日本の政治は大きく変わりました。小選挙区制の導入、内閣機能の強化などの制度改革がなされました。その結果として、総理主導の小泉改革、政権交代、安倍長期政権がもたらされました。
しかし、現状をみれば、日本の政治は課題だらけです。政権交代可能な野党は消え、与党内での政策論争はごく低調になっていきました。政治家と官僚機構の関係は、「官邸への忖度」などが問題とされる一方で、肝心な政策決定で政治のコントロールが働いているのか疑わしい状況です。最善の政策運営を実現できる政治システムが実現したとはいえません。
一方、世界を見渡せば、民主主義の機能不全が大きな問題となり、全く結論が出ていません。選挙制度改革でもさまざまな試行や議論がなされています。「二大政党制」は、モデルとされてきた本家の英国で揺らぎ、米国では「両極化」が大問題になっています。
こうした中で、党利党略を超えて、世界と日本の未来を見据え、「ポスト平成の政治システム」のあるべき姿を指し示す議論が必要であります。政策NPO万年野党では、この検討を本格的に行っていきます。
そこで、当政策シンポジウムでは、検討のキックオフのため、「安倍一強」などの現状を踏まえ、90年代以降の政治改革の成果と副作用を検証しつつ、検討の方向を見定める議論を行います。
キャンセルされる場合は、10月22日まで受け付けています。
事務局(info@mannen-yato.jp)宛にキャンセルの旨ご連絡ください。
全額払い戻しいたします。10月23日以降のキャンセルは対応いたしかねますのでご了承くださいませ。